プロローグ
今までアニメーション作品にほとんど触れず生きてきた私が、ここ数年で少しずつアニメーション作品も観るようになった。
Pokémon,ドラえもん,クレヨンしんちゃん,サザエさん,ちびまる子ちゃん,忍たま乱太郎、あたりの誰しもが通るであろうご長寿アニメは、我が家のお茶の間でも流れていた。
ただ、観た記憶のある作品といえばその程度で、近年話題の鬼滅の刃や呪術廻戦,チェンソーマンといった類いのアニメとは無縁のこれまでだった。
日本中が震撼した、京アニ放火殺人事件が起きたのは、いまから4年前の2019年。
速報を見て、あまりの規模に言葉がでなかったのを今でも覚えている。
当時、「京アニ」がなんなのか全く知らなかった。
報道では、「京アニ」という単語が使われたため、それが「京都アニメーション」という制作会社だと知ったのは少ししてからであった。
それ以来、アニメにも色んな制作会社があることを知り、特に敬遠してきたわけでもないが、これを契機にとアニメを観るようになった。
とはいいつつ、この4年間で観たのは、「日常」「ゆるキャン△」の2作品だけである…。同じような系統でオススメがあれば教えていただきたい(笑)
【本日のお品書き】
裁判傍聴
ロー生なら裁判傍聴したことある人が多いだろうが、一般的に裁判傍聴したことある人は稀なのではなかろうか。
ある日ふと、いつもの習慣で色んな裁判所の「裁判員裁判開廷期日情報」を覗いていると(ド変態)、京都地方裁判所に32回も期日のある裁判を見つけた。
「建造物侵入,現住建造物等放火,殺人,殺人未遂,銃砲刀剣類所持等取締法違反」
忘れていた凄惨な事件の記憶が喚起される。
ついに、はじまるのか…。
争点としては、刑事責任能力になるであろうから、弁護側がどのような訴訟活動をしていくのか、滅多にない機会をこの目で見たい。
その一心で9月5日、8:30からの傍聴整理券の配布に並んだ。
傍聴整理券配布・抽選
本裁判は、京都地裁101号大法廷という、傍聴席が88席ある法廷で行われる。
実際、報道や遺族,被害関係者の席が確保されているため、一般傍聴席はわずか35席。そこに、500人近くの傍聴希望者が集まり、およそ14倍ともなる倍率となった。
配布開始から5分ほど経ってから整理券を受け取ったが、すでに200番台後半。この事件の注目度を改めて感じた。
配布開始が8:30で、抽選結果発表が9:40。
暇やな、テキトーな論証集持ってきとけばよかったなとも思ったが、ひっきりなしにマスコミ取材を受け、ありがたいことに暇を持て余すこともなかった。
新聞社3社と全国放送のテレビ1台の取材を受け、それっぽいことをそれっぽく話しといた。さっき、ネットの有料記事に掲載されているのを見つけた。
せっかくだから、登録して読んでみた。ええカモにされとるやんけ…
9:40 抽選結果発表
落選。
報道陣に囲まれ、テレビカメラの構える地裁入口に向かう当選者たち
それを背に、北へ。ローの自習室に向かう私
また明日もくる
ごきげんよう、さようなら